トラブル解決 / 調子の悪い時には？

下糸巻きの軸を左によせてください。

スタートボタンを押してみて下糸の軸が回転している状態では、針は動きません。この場合は、下糸巻き軸を左によせれば針が動きます。

押えを下げてください。

押えが上がっていると空テンションで縫わないように安全装置が働きます。厚物を縫っている時は特に気付きにくいので注意しましょう。

プーリが手で回らない時は油不足が考えられますので油を注してみましょう。

釜や針棒の周りに油を注してみましょう。プーリを手で回そうとしても動かない場合は、無理に回さずに近くのミシン店に相談してみましょう。

返し縫いで動けば、スタートスイッチの接触不良が考えられます。

部品の交換か、接点の研磨で修理できます。近くのミシン店に相談してみましょう。

スタートボタンを押してもウーンとモータの音がしないのは、モータ本体、又は電子基板の不良が考えられます。

モータの音がしないのは電気関係の故障です。機種によっては部品代が高いので見積を出してもらってから修理を依頼しましょう。

外釜、内釜周辺の掃除をしてみましょう。

外釜、内釜にホコリやゴミが溜まっているかもしれません。「カタカタ」という音がする時は掃除が不十分な時が多いです。

説明書を見て、ミシンに油を注しましょう。
ベルトやゴム類に油が付かないように注意しましょう。

釜、針棒付近の油不足で音か高くなることがあります。周りのゴミを取り除いてから油を注しましょう。

針先が痛むと「プツプツ」音がする時は針を交換しましょう。

針先が潰れたり、曲ったりすると「プツプツ」音がするうえに生地にも傷を付けてしまします。新しい針に交換しましょう。

天秤に糸が掛っていないことが多いです。確認したうえで糸を掛け直してみましょう。

糸の交換をした直後からの糸目の異常は、ほとんどが天秤に糸が掛っていないなどの糸掛け間違いです。生地の裏の縫い目がループ状になっている場合は天秤に糸がかかっているか確認してみましょう。

ミシンの針には表と裏がありますので確認してみましょう。

ミシン針が正しい向きで取り付けされていないと目飛びや糸切れをします。水平釜、又は正面からボビンケースをセットするミシンは針の頭の平らな面を後ろに取り付けます。

綿糸や絹糸は生地によっては切れやすいですのでポリエステルの糸に交換してみましょう。

どうしても綿糸や絹糸を使いたい場合は糸調子を少し弱くしてみましょう。ポリエステルの糸は強度もあって古くなっても強いのでお勧めです。

生地に合わせて針を使うと縫いあがりも良くなります。

厚物の生地には太い針、薄い生地には細い針、伸びる生地にはニット用の針など生地の合った針に交換しましょう。

上糸がどこかに引っかかっているかもしれません。押えを上げた状態で上糸を引っ張ってみて確認してみましょう。

糸巻きの切り込みに引っかかっている事がよくあります。切り込みが付いている方を奥にセットしましょう。

針先が潰れたり曲っていると生地にシワができる時があります。新しい針に交換しましょう。

針先が悪いと生地にも傷を付けてしまいます。縫っている時に「プツプツ」針の刺さる音がする時は、針の異常が考えられますので新しい針に交換をしましょう。

薄い生地に対して糸調子が強いとシワがよります。上糸、下糸を緩めてあげましょう。

上糸は上糸調子ダイヤルで、下糸調子はボビンケースで糸調子をとります。

上の生地と下の生地が滑ってシワができる事があります。上下同時に生地を送る「上送り押え」などを使ってみましょう。

家庭用ミシンは送り歯が下についているために、滑る生地の縫い合わせでは上の生地がうまく下の生地についていかなくてポコポコとシワが出来る事があります。生地を重ねて滑らない方向で縫ってみるなど工夫してみましょう。

天秤から糸が外れていないか確認してみましょう。またはどこかで上糸が引っ掛かっている場合もありますので上糸の糸掛けをやり直してみましょう。

糸調子が悪くなったら、まず糸掛けなどを確認してみましょう。

下糸にも必ず糸掛けがあります。説明書を見て確認してみましょう。

特に水平釜の下糸のセットがうまくできていない事が多いです。糸掛けを忘れると縫った生地の裏の糸が、つったようになりますので確認してみましょう。

糸が太いと糸調子が乱れる事があります。糸に合った太い針に交換しましょう。

太い糸を使用するときは太い針に交換します。家庭用ミシンの針は18番まで販売されています。針穴が目立たない程度の太い針に交換しましょう。

針が奥まで入っていないかもしれません。針止めネジを緩めて、針が上に当たるまで押し込みましょう。

針を奥まで差し込むと「覗き窓」から針の頭が確認できます。針の向きも注意しましょう。

太い針に交換しましょう。針が細いと生地の硬さに負けて折れる事があります。

ジーパンなどの厚い生地には16番以上の針を使用しましょう。

メーカー、年式によってボビンケースの形が違います。純正品に交換しましょう。

形の違いが原因で針が折れる事がありますので純正のボビンケースに交換しましょう。ボビンケースはミシン専門店で購入されることをお勧めします。

糸掛けが正しくできていないと糸が絡まって生地を送りません。絡んだ時の糸がループ状になっている時は上糸の糸掛けが正しくできていない場合が多いです。糸を掛け直してみましょう。

糸の絡むことで一番多いのは天秤に糸が掛っていないことです。

端から縫い始める時に生地が針板に食い込んでいませんか？少し端から離して縫うか、直線縫いの場合は針の基線を左側に設定してみましょう。。

生地の食い込みを抑える「直線専用押え」「直線専用針板」など機種によってはオプションで購入することができますので確認してみましょう。

縫い目の送りが０ミリに設定されていると生地を送りません。

縫い目の送り設定ができない場合は「送りの軸」の癒着が考えられます。ミシン専門店に修理を依頼しましょう。

ドロップフィード（送り歯を下げる機能）が付いているミシンは確認してみましょう。

ドロップフィードの切り替えはミシンのアーム付近に付いています。

送り歯の隙間にゴミが溜まっているかもしれません。針板を外して掃除をしましょう。

送り歯にもホコリが溜まります。歯ブラシなどで掃除をしましょう。

糸のからまる原因は天秤から上糸が外れている事が多いです。糸を掛け直してみましょう。

まずは天秤に糸が掛っているか確認します。

針の方向が違うと目飛びを起こしてその緩んだ糸が絡まります。正しくセットできているか確認してみましょう。

ミシンの針にはいろいろ種類があります。かならず家庭用ミシン専用針を使用してください。

その場で足ふみして同じ所を縫い続けてしまうと生地が針板に食い込んで糸が絡まることがあります。左手で生地の送りを手伝うか生地に合った押えに交換しましょう。

厚物の縫い始めで糸がからまる事がよくあります。同じ厚みのあるものを後ろに敷いて、押えを水平に保った状態で縫い始めましょう。